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マイケルが逝つちまった。
- 12、3才ころの、あたしの電波網にT.REXの最初のシングルス【ジープスター】第2段【ゲツト・イツト・オン】とともに引つ掛かつてきた【ベン】。同名のネズミ大繁殖のスリラー映画の主題歌で、【マイケルジヤクソン】(50)が、うたつていた。
- もちろんフインガーフアイブ(笑)よりも以前に小学生の、あたしでも【ジヤクソンフアイブ】は知っていて、その兄弟の一番チビスケがうたつとる認識はあつたが、声変わり前のようなこの世のものとは、思えないビユテイーフルなボーイソプラノで【ベン】は歌われており、俺はちようど声変わりの時期で「がー」とか「びい」とか自尊心を傷つける悪声に悪戦苦闘苦闘シックハックしていた時なので、なんとなく彼を自分より年下の子だと思い込んでいた。
中村達也さん(44)が二回目に上京してきた時は【RUN.D.M.C】のCDとかコンポ、黒のカルマンギアで持参して、
「ヒツプ・ホツプしかないてえリヨウ!【螺旋階段のブルース】とかの感じでさあ絶対あの曲いけとるてえ」と、持参したステレオセツトで聞かせてくれた。あたしはまだCDプレイヤ-持っていなかつた。
- たしかにBADでDRUGIEでケンカ強そうだ、サイコーだなと思ったが、
「でもなあ達也、これを聴いてみ」とマイケルの【スリラー】のアナログアルバムや、彼がミツクジヤガーとデユエツトしている【StatesShock】の30センチシングルス2takesなど聴かせて
「ラツプも良いけど、やつぱ同時代の黒人音楽王道の感覚はつかんでいなきやならないよ」
などと、いつちやつたりして、互いに生意気盛りの、思い出もなつかしい。が、互いに本気で……アイデイアいつぱい。
- ちなみに達也がマンシヨン決めて引つ越していくと、急にCD聴けないのが、さびしくて情けなく、無理してCDコンポを購入し、最初に買ったCDはマイケルの新譜だつた【BAD】。不良すぎるぜマイケル。オバマさんよりも20年も早くアメリカの若者を白黒超越して、ひとつにした男。………当時そんなことを音楽関係の人に謂ふと、たいがいは「いや、だつてあれはクイシイジヨーンズがさあ……」なんて謂われるのが常だつたけどさあ。それはやつぱりビートルズとジヨージマーチンの関係と同じことで、だつてパフオーマンスしてるのは彼だよ。いくらプロデユサーが天才だとしたつて、パフオーマーが優れているから凄いんであつて……ま、いーや、そんなこと。マイケルやビートルズは凄くないと思う人は思えばよい。でも彼らのスゴさは歴史が証明してくれるはず。……… それのライナーノーツで初めて同い年だとしつたのだ。
マドンナさん(50)もそう。その頃、1958年生まれは世界中でかつこいいことやつてたわけさ。
ていうかマドンナも俺もいまだにイカシテる(?笑)。
物心ついたときには、すでにエンタテイメントの世界にいたマイケルは人生の最後の10年で、はじめて普通の家庭の生活を知り満足しながら逝つたのだと願いたい。
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