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ラッセルは、専門分野以外では、歴史の本を一番多く読み、次に文学関係の本をたくさん読ん
だとどこかで書いています。
愛読書と影響を受けた本とは、別です。
一番影響を受けた文学者は、無神論者のシェリーです。シェリーの詩に大きな影響を受けてい
ることを、ラッセルは、いろんなところで述べています。ラッセルはホイットマンの詩も愛読し
ていますが、大きな'影響を受けた'といえるかどうかはわかりまえせん。
小説ということでは、ツルゲーネフの小説に大きな影響を受けたと、あるところで言ってい
ます。(The Romance of Revolt. In: Fact and Fiction, 1961))
またジョセフ・コンラッドの小説(特に『闇の奥』)にも大きな影響を受けており、コンラッ
ドから名前をもらって、次男にコンラッド・ジョン・ラッセル(ケンブリッジ大学教授をつとめ
る/何年か前に死亡)と命名しているほどです。
影響を受けたかどうかはわかりませんが、愛読書ならいっぱいあります。いうまでもなく、シ
ェークスピアやミルトンの全作品、J.オースティンの心理小説、A.クリスティーの推理小説
、その他、非常に多くの作品を愛読しています。
今ホームページ上に連載している『ラッセル自叙伝』にもいろいろでてきます。いちいちあげ
ませんが、通読してみてください。
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